便秘
こんなお悩み・症状はありませんか?
- 排便が週に2回以下で、なかなかお通じがない
- 排便のたびにいきんで痛がったり、泣いてしまう
- 硬い便が続いており、お尻が切れて血が出ることがある
- お腹が張って食欲がない、腹痛を繰り返している
- トイレを嫌がるようになってしまった
- 市販の浣腸や下剤を使っているが、なかなか改善しない
子供の便秘とは
便秘とは、「本来体外に出すべき便を十分量かつ快適に排出できない状態」を指し、多くの場合排便回数が少ないせいで排便時に強くいきむ必要がある・便が硬くて出にくい・出ても少量でスッキリしない、等の状態が続くことをいいます。
子供の便秘は意外に多く、小児科を受診する理由の中でも頻度の高い症状のひとつとされています。「成長すれば自然に治る」と様子をみているうちに慢性化してしまうケースも多く、早めに介入することでよい排便習慣につながる可能性があります。
便秘が続くと、腹痛・腹部膨満感・食欲不振だけでなく、排便への恐怖感が生まれてトイレをさらに我慢するという悪循環に陥ることがあります。また、便秘は夜尿症(おねしょ)や過敏性腸症候群を悪化させることがあるとされており、早めに対処することが大切です。

子供の便秘の主な原因
子供の便秘の原因は一つとは限らず、いくつかの要因が重なっていることが多くあります。
- 食生活
食物繊維・水分が不足している、偏食が多い - 生活習慣
運動不足、トイレを我慢する習慣(学校・保育所のトイレを使いたがらないなど) - 排便リズムの乱れ
朝食を抜く・朝トイレに行く時間がないなど、規則正しい排便習慣がない - 心理的要因
便時の痛みへの恐怖、環境の変化(入学・転校・家庭環境の変化など)によるストレス - 離乳食・食事内容の変化
離乳食開始・授乳から離乳への移行期に便秘になりやすいことがあります
また、まれに甲状腺機能低下症・ヒルシュスプルング病(類縁疾患含む)などの疾患が背景にある場合があります。生後まもない時期から重度の便秘がみられた場合は、器質的な疾患がないかを確認することがあります。
便秘と関連する疾患
便秘は単独で起こることもありますが、以下の疾患・症状との関連が知られています。
過敏性腸症候群
便秘と下痢を繰り返したり、腹痛が続いたりする疾患です。便秘型・下痢型・混合型があります。
おねしょ(夜尿症)・尿路感染症
便秘が続くと膀胱を圧迫して夜尿症を悪化させたり、尿路感染の発生率が高くなることがあります。
腹痛・嘔吐・食欲不振
慢性的な便秘は繰り返す腹部症状の原因になることがあります。
受診の目安
以下に当てはまる場合はご来院をおすすめします。
- 排便が週に2回以下の状態が続き不快な腹部症状がある
- 排便のたびに強く痛がる・泣く・血が出ることがある
- 3〜4日以上排便がなく、お腹が張って苦しそう
- 市販の浣腸・便秘薬を使っても改善しない、または繰り返す
- 便秘に加えて腹痛・食欲不振・体重が増えないといった症状がある
- トイレを嫌がるようになった・お漏らしが増えた
ご家庭でできる便秘対策
便秘の改善には、日常生活の見直しが基本となります。以下のポイントを参考にしてください。
- 水分をしっかり摂る
こまめな水分補給が効果的です - 食物繊維を意識して摂る
野菜・果物・海藻・豆類・全粒穀物などを取り入れる - 朝食を食べる
朝食後は腸の動きが活発になり、排便が促されやすくなります - 朝トイレに行く習慣をつける
朝食後、毎日トイレに座る時間をつくる - 適度な運動
体を動かすことで腸の動きが促されます - トイレを我慢させない
学校・保育所でもトイレに行きやすい環境を整える

みいけこどもクリニックでの診察
便秘の診察では、問診・腹部の触診を中心に行います。「いつから・排便の頻度・便の硬さ・痛みの有無・食事内容・生活習慣」などを詳しくお聞きします。
治療では、生活習慣の改善を基本として、必要に応じて便を柔らかくする薬や腸の動きを助ける薬を処方します。浣腸が必要な場合は院内で対応可能です。「薬をいつまで使えばよいか」「食事でできることは?」など、気になることはなんでもご相談ください。
みいけこどもクリニック院長からひとこと
子供の便秘は「よくあること」として見過ごされやすい症状です。しかし、排便時の痛みからトイレを我慢するようになると、どんどん悪循環に陥ってしまいます。「たかが便秘」と思わず、早めにご相談ください。生活習慣の見直しと適切な治療を組み合わせることで、多くのお子様の症状が改善し快適な毎日につながっています。
よくあるご質問
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はい、小児科で診断・治療に対応できます。便秘は単独で起こることもありますが、過敏性腸症候群・夜尿症・繰り返す腹痛など他の症状との関連を確認しながら総合的に診ることができます。「市販の浣腸を繰り返し使っている」「なかなか改善しない」という場合も、お気軽にご相談ください。
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市販の下剤は種類によってはお子様に向かないものがあります。特に刺激性の下剤は連続使用すると腸が薬に頼るようになることがあるとされ、病院で主に処方される便の性状を整える薬とは治療の方向性が異なります。「何を使えばよいかわからない」という場合は受診時にご相談ください。
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便秘の治療は、症状が改善してからもしばらく継続し良い排便習慣を確立することが大切です。早めに薬をやめてしまうと再発しやすくなります。「便が出るようになったから大丈夫」と自己判断でやめてしまわず、医師と相談しながら徐々に薬を減らしていくことをおすすめします。排便習慣が安定するまで根気よく取り組むことが、長期的な改善につながります。
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